子供の情操教育に一役買う「絵本」の読み聞かせ
赤ちゃん、幼児に絵本の読み聞かせをするのは、大切な情操教育の一つです。
「三つ子の魂百まで」ということわざもあるように、3歳までに培った性格、人格はその後も変わらないと言われています。
つまり、それくらい赤ちゃんの頃の情操教育は大切で、絵本の読み聞かせは話の内容を想像したり、登場人物に感情移入するなど情感を豊かにする効果があるとされています。
しかし、絵本を買うには当然お金がかかります。
親戚や知人友人などからもらえるなら大助かりしますが、そういう人が周りにいないなら是非とも利用して頂きたいサービスがあります。
それが「ブックスタート」です。
●NPOブックスタート
NPOブックスタートは、市区町村自治体が行う0歳児健診などの機会に、「絵本」と「赤ちゃんと絵本を楽しむ体験」をプレゼントする活動をしている民間の非営利組織です。
分かりやすく言えば、赤ちゃんに無料で絵本をプレゼントしてくれるということです。
このブックスタートという試みは、日本発祥ではなく、1992年にイギリス始まりました。
その後、第2か国目として日本で開始され、世界各地に広があり、アジアでは韓国やタイ、欧州ではドイツやベルギー、南米コロンビアでも実施されています。
ただ、日本全国全ての自治体が行っているわけでなく、対応している地域としていない地域があります。
詳細は公式サイトで確認して頂きたいのですが、現在982市区町村(2016年12月31日現在 NPOブックスタート調べ)が対応地域になっています。
利用したいと思ったら、まずはサイトから自分の住んでいるところが対応地域か確認しましょう。
もらえる絵本は地域によっては1冊のところもあれば、3冊もらえる地域もあるなどまちまちです。
また、絵本だけではなく、イラスト・アドバイス集、コットンバッグ、よだれかけなどももらえる地域もあります。
まとめ
ブックスタートでは、絵本をただもらうのではなく、一組ずつの赤ちゃんと保護者が絵本を開く時間の楽しさをその場で体験することができます。
そして実際に赤ちゃんに絵本の読み聞かせをした体験が、家庭に帰ってからまた絵本を開いてみようというきっかけになります。
ですから、赤ちゃんに絵本の読み聞かせを一度もしたことがないというママ初心者であっても、絵本の読み聞かせの要領が掴めますので、是非とも利用したいサービスですね。