2017年は彦根城へ行こう! 現存天守&国宝の井伊家の居城の3つの見どころ

彦根城



平成29年大河ドラマ「おんな城主 直虎」

2017年(平成29年)のNHK大河ドラマは「おんな城主 直虎」。
今日1月8日から放送が開始されます。

主人公・井伊直虎は、徳川四天王の一人で彦根藩藩祖・井伊直政を育てた遠州井伊谷の女領主です。

大河ドラマの主人公の地元は、その年に人気観光地となります。

2017年(平成29年)は静岡県浜松市が舞台ですから、浜松市に観光客が押し寄せることになるでしょうが、実は浜松市には「井伊直虎」「井伊直政」「井伊家」に関する、著名な観光名所はありません。

しいて挙げるとするなら、井伊氏歴代藩主を祀り、大河ドラマ「おんな城主 直虎」の主人公の井伊直虎も眠っている「龍潭寺」と、居城だった「井伊谷城」がありますが、龍潭寺は全国的に知られている観光名所ではありませんし、井伊谷城も今は天守閣がない城跡です。

浜松市には浜松城という天守閣がある城はあるのですが、浜松城は徳川家康が浜松城と改称し改修し、その後徳川家譜代大名の居城となりましたが、井伊家が城主になったことはなく、はっきり言えば井伊家とは何のつながりもない城なのです。

そこで、2017年の大河ドラマに関して観光するなら、おすすめしたいのが彦根城です。



●彦根城(滋賀県)

彦根城
http://www.hikoneshi.com/jp/castle/

彦根城は、長く井伊家の居城だった城です。
1603年(慶長8年)に彦根城の築城を開始され、以降幕末まで井伊家彦根藩の居城として存在し、幕末の幕府大老だった井伊直弼も藩主となるまでをこの城下で過ごしています。
ですから、井伊家を楽しむ観光をするなら彦根城です。

彦根城は、姫路城や大阪城などに比べるとあまり知名度は高くありませんが、正真正銘「天下の名城」です。
そこで、彦根城の見どころをご紹介したいと思います。

もちろん現存天守である天守閣も素晴らしいのですが、玄宮園も見事な庭園なので彦根城に行ったら是非見て下さい。

1,現存天守&国宝の天守閣

彦根城天守閣

彦根城は、日本国内にたった12にしかない現存天守で、国宝に指定されています。

現存天守とは、創建当時のまま現在まで残っている天守閣のことで、日本国内にはたったの12城(基)しかありません。
彦根城はそのたった12しかない現存天守の1つです。
それだけ貴重な城ということです。

12の現存天守は、弘前城、松本城、丸岡城、犬山城、彦根城、姫路城、松江城、備中松山城、丸亀城、松山城、宇和島城、高知城です。

ちなみに日本全国には数多くの天守閣がありますが、上記12の現存天守以外は、、復元天守、復興天守、模擬天守といった創建当時以来の天守閣ではありません。

さらに、12の現存天守の中で国宝に指定されているのは5城しかありません。
彦根城はそのたった5しかない国宝の1つです。

国宝に指定されている天守閣は、松本城、犬山城、彦根城、姫路城、松江城です。

彦根城は、日本にたった5つしかない現存天守&国宝の貴重な城なのです。

2,玄宮園 (げんきゅうえん)

玄宮園 彦根城

玄宮園は、城の北東にある大池泉回遊(だいちせんかいゆう)式の旧大名庭園です。

琵琶湖や中国の瀟湘(しょうしょう)八景にちなんで選ばれた近江八景を模して造園されたもので、「玄宮楽々園」として国の名勝に指定されています。

現存天守である天守閣も素晴らしいですが、この玄宮園も見事な庭園です。
まずその広さに圧倒されますし、とにかく美しい庭園です。

毎年9月には「虫の音を聞く会」が催されています。

3,ひこにゃん

ひこにゃん公式サイト
http://hikone-hikonyan.jp/

↑ひこにゃんには、驚くことに公式サイトまであります。

ひこにゃんは、滋賀県彦根市のマスコットキャラクターです。

いわゆる「ゆるキャラ」の元祖と言っても過言ではないでしょう。

彦根藩の2代目藩主・井伊直孝をお寺の門前で手招きして雷雨から救ったと伝えられる”招き猫”をモデルにしています。
井伊家伝来の兜(天衝脇立)をかぶった猫をデフォルメしたキャラクターです。

ひこにゃんは、彦根城天守前広場や彦根城博物館に毎日登場します。
詳しいスケジュールは公式サイトで確認して下さい。

彦根城
滋賀県彦根市金亀町1-1
0749-22-2742
入場料:600円
定休日:無休

まとめ

平成29年3月18日から平成29年12月10日の間、彦根城では「国宝・彦根城築城410年祭」が開催されます。
彦根城に観光に行くなら、是非この期間内に行くことをおすすめします。

何もイベントをしていない通常期の彦根城も最高ですが、2017年はせっかく井伊直虎が主人公の大河ドラマが放送されるわけですが、スペシャルな彦根城を楽しみましょう!