今からの時代とても大切になってくるのが、いかにムダな支出を減らすかです。
つまり「節約」です。
節約にもピンからキリまであります。
1円2円の細かい節約術もありますし、ここでは支出額が高い順に節約することを見ていきます。
支出額が大きいもののトップ3は「住宅費」「固定費」「保険料」です。
住宅費の節約
支出の中で最も大きいのは、なんといっても住宅費です。
まずは賃貸の場合。
賃貸の場合の節約、つまり家賃を下げる方法は大きく2つあります。
1つ目は、家賃を見直すなら、住むエリアを中心部から離れるようにすることです。
中心部と郊外では家賃が2倍以上違うケースもあります。
多少不便になるでしょうが、家賃が安くなる、物価が安い、自然が多いなどのメリットも多いものです。
さらに、間取りを小さくするなどの対策も当然あります。
2つ目は、公的住宅に引っ越すことです。
最もおすすめなのは、やっぱり都道府県や市町村が運営する県営住宅や市営住宅などです。
家賃が2、3万円という格安物件もあります。
ただし、近年は抽選の倍率がかなり高くなっています。
ですが、申し込まないことには当たりませんので、申し込み続けるようにしましょう。
住宅を購入していて住宅ローンを払っているなら、住宅ローンの借り換えをすることで、下げることができる場合がありますので、各銀行のローン条件を確認するといいでしょう。
固定費の節約
住宅費の次に毎月支出が多いのが固定費です。
「自動車維持費」「通信費」「水道光熱費」が主なものです。
特に大きいのが、自動車関連の支出を見直すということです。
自動車にかかる費用は馬鹿にならないです。
小型車・軽自動車にすることが一番手っ取り早くできることでしょう。
車両価格、ガソリン代、自動車税、重量税、車検費用など、小型車のほうがかなり安くなります。
「見栄を張る」という意識さえなくせば、ほとんどの場合、小型車・軽自動車で十分事は足ります。
ハイブリット車、電気自動車なども選択肢の一つです。
次に通信費。
通信費もかなり見直すことができます。
普通はNTTの固定電話を使っていると思いますが、これを「050」から始まるIP電話に切り替えるとか、スカイプを使う、一人暮らしなら固定電話をやめて携帯電話だけにするなど、通信費を減らす方法は幾つもあります。
光熱費を下げるにはさらに数多くの方法があります。
これは1円2円の地道な節約術になりますがご紹介します。
●電気代
・白熱電球をLED電球に替える
・古いタイプの冷蔵庫やエアコンをエコ家電に替える
・こまめにスイッチを切る
・エアコンの設定温度を1度上げる(10%の節電)
・カーテンを閉める、エアコンのフィルターを掃除する(5%の節電)
・冷蔵庫の上部や後ろや左右に隙間をつくる(25%の節電)
・冷蔵庫の整理をして温度を「中」か「弱」にする(月100円以上の節電)
・契約アンペアを下げると基本料金が下がる(30→20アンペアで月273円の節電)
・節約タップを使う(5%以上の節電)
●ガス代
・湯沸かしは水からより給湯器のお湯からにする(1日3回で月63円の節約)
・風呂は追いだきしないで続けて入る(追いだき1回約4円で月120円の節約)
・風呂は夏は朝、冬は直前にはる(約8円月240円の節約)
・ガスファンヒーターは15分前にOFFする(1日30分月約180円の節約)
・やかんや鍋は底が平らなものにする(1日3回月約18円の節約)
・やかんや鍋の底の水滴をふく(2%の効率アップ)
●水道代
・シャワーを出す時間を1人1分短縮する(家族4人で1日48ℓ、月約360円の節約)
・食器洗いはため洗いにする(朝晩計3分の短縮で月約270円の節約)
・風呂の残り湯を再利用する(1日約22年月600円以上の節約)
・米や麺のとぎ汁で下洗いする(1日2ℓ月15円の節約)
生命保険の節約
毎月の生命保険の支払いは、実はかなりムダな支払いをしている方が多いです。
そこで生命保険の見直しをするようにします。
仮に毎月の生命保険料が3万円だとすると、1年で36万円。
20歳で加入し60歳まで払い続けると総額で1,440万円です。
毎月5万円だと総額で2,400万円です。
つまり生命保険料は、家(マイホーム)の次に大きな買い物だということです。
ところが、家を建てるのと違い、生命保険の詳しい契約内容をよく知らない人が実に多いのです。
特に若い頃に加入した生命保険だと内容をよく把握しないまま勧められるままに加入し、当たり前のように毎月の支払いをしているというケースがほとんどです。
実はこれほどムダなことはありません。
毎月高額の保険料を払っているにも関わらず、実際保険を使う事態の時に、保障の対象外だったというケースも多々あります。
社会人、特に結婚している人の多くは生命保険に加入しているでしょう。
すでに加入している人は、生命保険の金額と保障の範囲を見直すことが最大の節約になります。
何故なら、保険会社の営業マンの言われるがままに加入した保険は、保険料をかけすぎているケースが多いからです。
実は生命保険だけに頼るのではなく、公的セーフティネットを上手に使うことで、高い保険に加入する必要がなくなるのです。
また、年齢を重ねるごとに必要となる保険額は減っていきます。
そこで自分が本当に必要な保険額を計算し、現在の保障が多すぎるなら保険額を減額すると大幅に毎月の保険料を減額できるのです。
さらに言うと、万が一失業や給料ダウンによって、毎月の保険料が払えないようなら「払い済み」にするという裏ワザもあります。
こうすると予定利率はそのまま維持され、保障額は減額されますが、保険料の支払いがなくなるので大きな節約になります。
以上の例はほんの一例です。
毎月2万円以上の保険料を払っている方は、一度、自分の保険料を見直してみることをおすすめします。
↓無料で見てくれるサービスがありますので、是非ご利用下さい。
まとめ
1円2円の細かい節約術ももちろん大切ですが、いくら1円2円の節約をせっせとせっせとやっていても、1万円、5万円の無駄な出費があれば何の意味もありません。
まずやらなければいけないのは、支出額が高い順に節約することです。
支出額が大きい「住宅費」「固定費」「保険料」を見直し、確かな節約をしていきましょう。