水道料金で風呂の次に多いのがトイレ
総務省の2015年のデータによると、2015年(平成27年)の上下水道料の平均は以下の通りです。
●上下水道料 平成27年平均
・2人世帯(家族):4,222円
・3人世帯(家族):5,326円
・4人世帯(家族):5,978円
・5人世帯(家族):7,173円
・6人世帯(家族):9,002円
家族が多くなればなるほど水道料金も増えるのは当然ですが、平均的な4人世帯で月に約6,000円の水道料金がかかっています。
年間にすると約72,000円、かなり大きな数字ですね。
では用途としては、何に最も水は使われているのでしょうが?
東京都水道局の2012年(平成24年度)のデータのよると、以下の通りになります。
●一般家庭水使用目的別実態調査
・風呂:40%
・トイレ:22%
・炊事:17%
・洗濯15%
・洗面その他:6%
節水による節約を考えるならまず風呂の節水をすることが大切で、次にトイレの節水が大事になります。
そこで、トイレの節水方法について見ていきます。
最近では「節水型トイレ」というものが販売されていますが、まだまだ十分には普及していませんので、従来のノーマルな水洗トイレとして考えていきます。
取り付けるだけで年間約20,000円も節約できる
一般的な水洗トイレの場合、1回で流す排水量は平均して「大」で約10 リットル、「小」で約5リットルです。
今まではトイレの節水方法としては、タンクにペットボトルを入れるということが広く普及しましたが、ペットボトルをタンクに入れると水圧が下がるために下水管が詰まりやすいということが分かり、やらなくなる人が増えました。
この方法は故障の原因になるのでおすすめしません。
では、どうすればトイレの節水ができるのか?
実は簡単にトイレの節水ができる「節水器」と呼ばれる商品が販売されています。
節水器には幾つか商品はあるのですが、安価なものはすぐにはずれたり壊れたりするのであまりおすすめできません。
●水洗トイレ節水器ロスカット
「水洗トイレ節水器ロスカット」は、トイレタンクに設置するだけで1回約5リットル(大の場合)の節水ができます。
大人2人小人2人の4人家族の場合、頻度にもよりますが年間約15,000円~約20,000円の節約が可能です。
このロスカットがおすすめなのは、単に節約できるだけでなく、水圧はそのままでトイレの節水ができ、メンテナンスが不要で長く使えることです。
しかも2,000円台と安価なのも嬉しいですね。
ロータンク専用でTOTO方式、INAX方式いずれにも使用できますが、節水型トイレや新築のトイレ(製造20年以内など)の場合は、取付できないことがあるので事前に確認する必要があります。
その他のトイレの節水方法
●大レバーはなるべく使わない
レバーが「大」「小」と2種類ある場合ですが、人によっては小なのに大レバーで流す人がいます。
これは本当に水の無駄使いです。
大」で約10 リットル、「小」で約5リットルの水が使われます。
つまり水の量が2倍も違うわけですから、極力「大」は使わないようにしたいものです。
●二度流しはしない
特に女性に多いですが、音を隠すためなどに余計に水を流すのは極力やめましょう。
また、男性でも何度も水を流すことが習慣になっている人がいますので、水は1回にするようにしましょう。
まとめ
トイレの水の使用量は風呂に次いで多いので、トイレの節水をするとかなりの節約ができます。
なるべく「小」レバーを使う、二度流しはしないという基本的なことに加えて、水の量を大幅に減らすことができる節水器を取り付け、水道料金を節約しましょう。