2017年の干支は酉年
2017年の干支は「酉年(とりどし)」です。
正確には、言うと干支(十干十二支)で「丁酉(ひのととり)」です。
ちなみに2016年は申年、2018年は戌年です。
「酉」といっても色々な種類があるわけですが、干支の「酉」は何かというと「鶏(ニワトリ)」です。
ニワトリは私達の生活に関わりが深いですが、ニワトリの元旦の第一声を「初鶏」といい、これは新春の季語にもなっています。
ニワトリは古事記に出ていて、神話では天照大御神が天の岩屋戸に隠れてしまい世界が闇になったときに、八百万の神が「常世長鳴鳥(とこよのながなきどり)」を鳴かせて、天照大御神を天岩戸から呼び出すという話になっています。
「常世長鳴鳥」はニワトリで、神聖なものとされていました。
そのため、伊勢神宮のニワトリは「神鶏」と呼ばれていて、式年遷宮では「鶏鳴三声(けいめいさんせい)」という遷宮の象徴になっている儀式が行われています。
奇跡のニワトリに会いに行こう
http://www.jazga.or.jp/tennoji/
大阪市天王寺動物園に「奇跡のニワトリ」「幸運のニワトリ」と呼ばれるニワトリがいるのをご存じでしょうか?
名前は「まさひろ」。
『えっ!?動物園にニワトリ?』
確かに普通の動物園でニワトリは展示される側ではなく、肉食獣のエサとされる側です。
まさひろもそうなるはずだったのですが、エサになる機会を何度もすり抜け、今では職員と園内を散歩する姿が人気になっているのです。
まさひろは2015年7月21日に大阪市天王寺動物園に納入された、元々はアライグマの生きエサ用ヒヨコでした。
ところが展示用のマガモのひなが孵化したもののそのひながエサを食べないことから、ヒヨコと同室にさせるとヒヨコがエサを食べる姿を見よう見まねでマガモもエサを食べるようになるということから、そのヒヨコにたまたままさひろが選ばれたのです。
その後イタチを捕まえるための罠として3日間「おとり」のエサになったときも、イタチに食べられず生き延びましたた。
その後も肉食獣のエサになりそうになったときも免れ、合計3度も生き延びその強運ぶりが話題になりました。
普通動物園にエサとして納入されたヒヨコが生き延びるというのは非常に稀なケースということから、「奇跡のニワトリ」と呼ばれ人気になったのです。
そして2016年9月19日には、ニワトリとしては異例の大阪府警の一日高速道路交通警察隊長になるなどテレビなどメディアで話題になっています。
2016年12月現在、天王寺動物園の「鳥の楽園」で飼育され、園内を散歩するのが日課となりそれが人気になっているのです。
なお、現在国内各地で高病原性鳥インフルエンザが発生していますが、この記事を書いている12/21現在、まさひろは感染していませんのでご安心下さい。
ちなみに、ニワトリの平均寿命は10年位で、過去には30年も生きたニワトリもいるそうです。
“奇跡のニワトリ”意外な人気 「生き餌」のはずが3度も生き延び…「会えたら幸せになれる」
大阪市天王寺区の天王寺動物園に、数奇な運命をたどった「奇跡の動物」がいる。ニワトリの「まさひろ君」。もともと園内の肉食動物に食べられる運命から生き延びた強運の持ち主で、まさひろ君目当てに“出待ち”の来園者が現れるほどの人気ぶり。「会えたら幸せになれる」と話題を呼んでいる。
まさひろ君は11カ月のオス。現在、鳥類を飼育する「鳥の楽園」で飼われている。夕方ごろ、園内を散歩するのが日課。飼育員の背中を追ってチョコチョコと歩き回る愛らしい姿に、来園した子供たちが競って抱っこするなど、来園者の人気者になっている。
産経WEST
まとめ
2017年は酉年です。
初詣の後に2017年を最高の年にするよう開運を願って天王寺動物園に「奇跡のニワトリ」「幸運のニワトリ」のまさひろに会いに行くというのはどうでしょうか?
「会えたら幸せになれる」と評判ですよ。