音痴は直る
カラオケの歴史は古く、1971年に10巻40曲をセットとして店舗にレンタルされた弾き語りの伴奏テープが始まりとされています。
これが人気となり、以降事業としての形ができあがるようになり、1973年には全国各地で急速に普及しました。
その後のカラオケ人気については今更ご説明する必要もないほど、カラオケはメジャーになり、今では海外でも「カラオケ」「KARAOKE」の名前で親しまれている一大レジャーになっています。
友達と気軽にカラオケに行ったり、会社での付き合いなどで利用することもあるでしょう。
今は様々な用途でカラオケが使われていますが、歌が上手い人なら何の問題もなくカラオケに行けますが、歌に自信がない、特に音痴と言われるような人にとって、他人とカラオケに行くのはそれだけでもストレスになります。
どうしても歌が上手くなりたい、そのためならお金がかかっても構わないということなら、プロのトレーナーがやっているボイストレーニング教室に通うのが最も有効です。
ここでは、教室などに通わず自分でできる「音痴」を改善するテクニックをご紹介したいと思います。
方法は幾つもありますが、代表的なものを5つ挙げます。
音痴は改善できます。
1,割り箸を使う
割り箸を口の左右一本ずつくわえます(割り箸を縦にします)。
ポイントは、奥歯でしっかりくわえることです。
その状態をキープしながら発声するようにして練習をすると、しっかりと喉が空くようになり、発声がしやすくなります。
一日の目安時間としては、20分程度です。
2,メトロノームを使ってリズム感を養う
音痴には「運動性」と「感覚性」のものがあり、運動性音痴とは、音やリズムが頭の中でわかっているにも関わらず正しく声が出せないというタイプです。
このタイプの音痴の場合は、リズム感を養うことが必要になります。
メトロノームはリズム感を養う効果があります。
音楽の基本は四拍子、四拍子のメトロノームのリズムに合わせて手を叩くか、「いち、にい、さん、し」と数字を声に出して合わせるように練習します。
四拍子に慣れてきたら、違うリズムに変えて同じようにリズムをとるとリズム感を養うことができます。
4,ビアノ・オルガンを使って音感を育てる
感覚性音痴の場合は、「ド」の音を「ド」と感じる事ができないなど、音階や音の高い低いがそもそもわからないタイプで、音感が未発達なことで起こるとされていますので、音感を育てる必要があります。
そのために使うのがビアノ・オルガン等の正しい音が出る楽器です。
まずは正しい音を聞き取れるようにします。
それができたら、次の段階として「ドレミファソラシド」という正しい音を自分が発声できるようにします。
この2つを徹底的にすると、自分が歌を歌ったときに音をはずしても、自分で「ハズれた」と自覚できるようになります。
5,正しい姿勢にする
歌を歌う時の姿勢はとても大事で、歌の上手い下手に関わっています。
●立って歌うときの姿勢
○正しい
・肩幅に足を開き足腰がしっかりと安定している
・肩の力が抜けて上体がリラックスしている
・首・肩が前傾していない
・背筋がしっかり伸びている
・胸を張り過ぎていない
・胸が上がり過ぎていない
×間違い
・肩に力が入り過ぎて上がっている
・猫背
・アゴ・首が前傾している
・肩が内側に入っている
・胸を張り過ぎていまる
・腹が前に出ている
●座って歌うとき姿勢
○正しい
・骨盤がやや前傾していて、背筋が伸び、状態が真っ直ぐ安定する
×間違い
・骨盤が後傾していて、猫背(背筋が曲がる)になっている
まとめ
音痴は不治ではありません。
カラオケで楽しく歌えるようになるためには、音痴を直すことです。
自分の音痴の原因を知り、正しい音痴改善方法を実践することで、音痴は改善することが可能です。