刺青やタトゥーを消す人が増えている
若い時に勢いで刺青やタトゥーを入れてしまったものの、大人になってから後悔してタトゥーや刺青を除去という人が増えています。
理由は様々で、就職活動のため、結婚式でドレスを着れないから、子供と一緒にプールやレジャーランドなどに入れない、生命保険に加入できない等々。
社会人になったり結婚したり子供ができてから、タトゥーや刺青を除去したいと思う人がとても多くいます。
刺青・入れ墨・タトゥー(tattoo)とは?
皮膚に鋭利な道具(針・刃物・骨片)で傷をつけ、そこに色料(墨汁・朱・酸化鉄)をすり込むかまたは注入することにより文様を浮かび上がらせるものをいいます。
刺青・入れ墨・タトゥー(tattoo)は全て同じ意味で、単に言い方が違うだけです。
刺青・入れ墨は「いれずみ」と読みますが、刺青を「しせい」と読む場合もあります。
他の呼び方としては、紋身(もんしん)、倶利迦羅紋々(くりからもんもん)、紋々(もんもん)、彫り物(ほりもの)、彫り物の文身(ぶんしん)、黥(げい)などともいわれます。
日本の伝統的な刺青(入れ墨)を和彫りと呼び、欧米でのタトゥー (tattoo)を洋彫りと呼んで分ける場合もありますが、この2つには本質的な違いはなく図案や描画の技法に違いがあるのみです。
一度入れた文様は、ほぼ永久的に維持される点が特徴です。
刺青(入れ墨・タトゥー)の起源
刺青(入れ墨・タトゥー)の起源はとても古く、今現確認されている中では、アルプスの氷河から発見された5300年前のアイスマンの体には刺青(入れ墨・タトゥー)のような文様が見つかっています。
日本では、縄文時代に作成されたとされる土偶の表面に刺青(入れ墨・タトゥー)のような文様があります。
以上からも分かる通り、人間が体に刺青(入れ墨・タトゥー)を入れる文化・風習はとても古いことが分かります。
ファッションによる刺青(入れ墨・タトゥー)
米国を中心に1960年代末に世界的に流行したヒッピー文化に刺青(入れ墨・タトゥー)取り入れられ、刺青(入れ墨・タトゥー)はファッションとして成長しました。
21世紀以降、外国で日本語の特に漢字のデザインの刺青(入れ墨・タトゥー)を使うことが多くなりました。
近年の日本では、ヒッピー文化の影響を受けた両親を持つ団塊ジュニア世代以降の若年層の第2世代ヒッピーが、ファッションとしての刺青(入れ墨・タトゥー)をすることが流行しています。
刺青(入れ墨・タトゥー)技術 洋彫り・和彫り等
刺青(入れ墨・タトゥー)を入れる技術には実に数多くのものが存在します。
大きくは、器具を使った「洋彫り」、手で彫った「和彫り」と大別できますが、近年は絵の筋は器具で彫り、ぼかしは手彫りで行うなど複雑化しており、洋彫り、和彫りと一概に分類できなくなっています。
手彫り(テボリ)、羽彫り(ハネボリ)、突き彫り(ツキボリ)、隠し彫り(カクシボリ)、毛彫り(ケボリ)、筋彫り(スジボリ)、ボカシ(あけぼの)、機械彫り(キカイ・マシーンボリ)、ライナー・マシーン、シェーダーマシーン半端彫り(ハンパボリ)、白粉彫り(オシロイボリ)などがあります。
刺青・タトゥーはを安全・確実に消そう
刺青・タトゥーは数万円で簡単に入れることができますが、いざ除去しようと思うと時間もお金もかなりかかります。
また、治療するクリニックによって技術の差がありますので、安全で確実に除去できる実績のあるクリニックで治療することが大切です。
せっかくお金と時間をかけて治療しても薄くなっただけで消えなかった、傷痕が大き過ぎて逆に目立つ・・・
こんな治療ならやらなければよかったと後悔しないためにも、クリニック選びは慎重にしましょう。
刺青・タトゥー除去の治療法は何種類もあり、大きくは「レーザー治療」と「皮膚切除術」があります。
また、レーザー治療でもレーザーの機種が複数ありますし、皮膚切除でも単純切除、分割切除、アブレーション(削皮術)、皮膚移植など幾つものやり方があります。
そして、部位、大きさ、カラーによって治療法は変わってきます。
ですから、レーザー治療しかできないクリニックや、皮膚切除しかできないクリニックなど、治療法が限定されるクリニックは避けたほうがいいでしょう。
刺青・タトゥー除去で重要なのは以下の2点です。
1,薄くなるだけでは治療の意味が無く確実に消えること
2,なるべく目立たないキレイな傷跡になること
まとめ
日本では、刺青・タトゥーがあることで社会生活、結婚や子育てに支障が出るケースが多いのが実情です。
刺青・タトゥーは大きさや色だけでなく、自分の生活スタイルによっても合う施術法は異なりますし、お金と時間がかかるので失敗しないクリニック選びがとても重要になります。
家から近いからとか、治療費が安いからといった安直な理由で選ばずに、しっかりとしたクリニックを選びましょう。